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ギックス(9219・東証グロース):大規模開発案件のコスト超過により一転して損失計上

  • funbunm
  • 5月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


ギックス(9219・東証グロース):大規模開発案件のコスト超過により一転して損失計上
ギックス(9219・東証グロース):大規模開発案件のコスト超過により一転して損失計上

【2025年6月期第3四半期 経営成績】

- 売上高:1,796百万円(前年同期比10.3%増)

- 営業利益:110百万円の損失(前年同期は186百万円の利益)

- 経常利益:110百万円の損失(前年同期は185百万円の利益)

- 親会社株主に帰属する四半期純利益:99百万円の損失(前年同期は120百万円の利益)


【2025年6月期 業績予想】

- 売上高:2,300百万円(前期比8.6%増)

- 営業利益:180百万円の損失(前期は133百万円の利益)

- 経常利益:180百万円の損失(前期は132百万円の利益)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:140百万円の損失(前期は88百万円の利益)


【アナリストコメント】

同社が展開するData-Informed事業において、企業のデジタルトランスフォーメーション需要は継続的に高まっており、市場環境としては良好な状況が続いています。しかしながら、大規模開発案件におけるコスト超過プロジェクトの発生が業績に深刻な影響を与える結果となりました。当該プロジェクトへの工数集中により他案件への投下工数が減少し、さらに直接的・間接的なコスト増が利益を大幅に押し下げました。加えて、事業譲受したフォトコンテストサービス「Camecon」についても、事業計画の見直しに伴いのれんの減損損失22百万円を計上しており、M&A戦略の課題も浮き彫りとなっています。一方で、ANA系エアージャパンへのレベニューマネジメント支援や新潟県津南町との地域活性化パートナーシップ締結など、新規ビジネスモデルの確立に向けた取り組みは着実に進展しており、中長期的な成長基盤の構築が期待されます。


※4月30日発表「2025年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より

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