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坪田ラボ(4890・東証グロース):2025年3月期通期予想を大幅上方修正、ライセンス契約締結が寄与

  • funbunm
  • 5月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


坪田ラボ(4890・東証グロース):2025年3月期通期予想を大幅上方修正、ライセンス契約締結が寄与
坪田ラボ(4890・東証グロース):2025年3月期通期予想を大幅上方修正、ライセンス契約締結が寄与

【業績修正の要点(2025年3月期通期)】

- 売上高:前回1,200百万円→今回1,350百万円(前期比100.6%増)

- 営業利益:前回131百万円→今回260百万円(前期は649百万円の損失)

- 経常利益:前回160百万円→今回300百万円(前期は636百万円の損失)

- 当期純利益:前回110百万円→今回200百万円(前期は641百万円の損失)

- EPS:前回4.29円→今回7.83円


【アナリストコメント】

同社は2025年3月期通期の業績予想を大幅に上方修正しました。売上高は前回予想の1,200百万円から1,350百万円に12.5%増額、営業利益は前回予想の131百万円から260百万円に98.5%増額となる大幅な上方修正です。経常利益も前回予想の160百万円から300百万円に87.5%増額、当期純利益についても前回予想の110百万円から200百万円に81.8%増額される見通しです。


今回の上方修正の主な要因は、「Beijing Yijie Pharmaceutical Technology Co., LTD」との正式なライセンス契約締結が順調に進展したことです。同社は眼科領域を中心とした創薬事業を展開しており、海外製薬企業への非臨床試験データおよび一部臨床試験結果の提供も順調に推移しています。これらの取り組みが実を結び、ライセンス収入の大幅な増加につながったものと考えられます。


前期実績と比較すると、同社の業績改善は著しく、前期に649百万円の営業損失、636百万円の経常損失、641百万円の当期純損失を計上していた状況から、今回の予想では全ての段階利益で利益転換を果たす見通しです。特に営業利益については前期の損失から260百万円の利益への転換となり、同社の事業構造改善が着実に進展していることが伺えます。


創薬事業は研究開発期間が長期にわたり、収益の発現時期が不透明な面もありますが、今回のライセンス契約締結は同社の研究開発成果が市場で評価されたことを示すものです。今後も海外展開を含めた事業拡大により、持続的な成長が期待されます。同社の技術力と事業展開力を考慮すると、中長期的な収益基盤の構築に向けて着実に前進していると評価できます。


※4月21日発表「2025年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」より

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