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ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774・東証グロース):減収減益で損失転落も、製品事業は成長継続

  • funbunm
  • 5月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774・東証グロース):減収減益で損失転落も、製品事業は成長継続
ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774・東証グロース):減収減益で損失転落も、製品事業は成長継続

【2025年3月期 経営成績】

- 売上高:2,455百万円(前期比2.3%減)

- 営業損失:238百万円(前期は144百万円の利益)

- 経常損失:234百万円(前期は147百万円の利益)

- 当期純損失:255百万円(前期は143百万円の利益)


【2026年3月期 業績予想】

- 売上高:2,900~3,100百万円(前期比18.1~26.2%増)

- 営業利益:100~200百万円(前期は238百万円の損失)

- 経常利益:110~210百万円(前期は234百万円の損失)

- 当期純利益:100~190百万円(前期は255百万円の損失)


【アナリストコメント】

同社が事業展開する再生医療・細胞治療分野では、2014年の再生医療安全性確保法施行により産業促進が進む中、条件・期限付き承認制度の見直し議論が行われています。このような環境下でも、同社は5製品を含む19品目が再生医療等製品として製造販売承認を取得しており、本分野への社会的期待は継続している状況です。


2025年3月期は再生医療製品事業が6.2%増収と堅調に推移した一方、再生医療受託事業が17.5%減収となったことが全体の減収要因となりました。特に帝人関連の受託収入減少が響いています。新規パイプラインの開発ではメラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンが2024年10月に保険収載され、新たな収益源として期待されます。


2026年3月期については、2025年4月に自家培養軟骨ジャックの変形性膝関節症への適応拡大が承認されましたが、保険収載時期の見通し予測が困難であるため売上高、各利益ともにレンジの上限と下限を設定しています。同社の技術力と製品ポートフォリオの拡充により、再生医療分野における競争優位性の確立が期待されます。


※4月30日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」より

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