top of page
IRS.png

ファンデリー(3137・東証グロース):CID事業の課題により営業損失を計上も来期は業績回復を予想

  • funbunm
  • 5月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


ファンデリー(3137・東証グロース):CID事業の課題により営業損失を計上も来期は業績回復を予想
ファンデリー(3137・東証グロース):CID事業の課題により営業損失を計上も来期は業績回復を予想

【2025年3月期 経営成績】

- 売上高:2,464百万円(前期比6.9%減)

- 営業損失:133百万円(前期は営業利益58百万円)

- 経常損失:182百万円(前期は経常利益55百万円)

- 当期純損失:183百万円(前期は当期純利益66百万円)


【2026年3月期 業績予想】

- 売上高:2,992百万円(前期比21.5%増)

- 営業利益:86百万円(前期は営業損失133百万円)

- 経常利益:28百万円(前期は経常損失182百万円)

- 当期純利益:26百万円(前期は当期純損失183百万円)


【アナリストコメント】

同社が事業展開する食事宅配市場では、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出、高齢者を中心とする買物弱者の増加といった社会的背景に加え、新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化により、宅配や冷凍食品への需要が増加し堅調に推移しています。


このような追い風環境にも関わらず、同社の当期業績が悪化した主因は、CID事業における損益分岐点売上高の未達にあります。国産ハイブランド冷食『旬をすぐに』を埼玉工場で製造・販売する同事業は、高品質な製品を製造するため国産食材の使用にこだわっている一方、操業度が損益分岐点に達していないため、前期比で収益が大幅に悪化しました。


一方で、主力のMFD事業については定期購入顧客数の減少や仕入原価高騰等の影響を受けたものの、引き続き安定した収益基盤を維持しています。2026年3月期については全セグメントで増収を見込んでおり、特にCID事業では卸会社や小売店への営業活動強化により売上高前期比154.2%増を予想するなど、大幅な業績回復が期待されます。経営陣の構造改革への取り組みと市場環境の好転により、持続的な成長軌道への復帰が見込まれます。


※4月30日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」より

bottom of page