CRI・ミドルウェア(3698・東証グロース):2025年9月期通期業績予想を過去最高に上方修正、増配も発表
- funbunm
- 5月30日
- 読了時間: 2分

【業績修正の要点(2025年9月期通期)】
- 売上高:3,360百万円→3,530百万円(前期比11.5%増)
- 営業利益:384百万円→550百万円(同49.5%増)
- 経常利益:394百万円→556百万円(同45.2%増)
- 親会社株主に帰属する純利益:312百万円→411百万円(同35.2%増)
- EPS:59.71円→78.65円(前期比35.0%増)
- 配当:20.00円→25.00円
【アナリストコメント】
同社は2025年9月期の業績予想を上方修正し、売上高・利益ともに過去最高を更新する見通しとなりました。上期決算が好調だったことを受け、通期売上高は前回予想比5.1%増、営業利益は同43.2%増と大幅な上方修正となっています。
特にエンタープライズ事業のモビリティ分野および組込み分野、ゲーム事業の音響制作分野を中心に、当初想定を上回る成長を遂げています。ミドルウェア技術を活用した同社のソリューションは、自動車や家電などの組込み機器向け市場で高い評価を得ており、業界のデジタル化進展を背景に需要が拡大しています。
配当面では、連結配当性向30%を目安とする方針に基づき、期末配当予想を従来の20円から25円へと5円増配。これにより連結配当性向は31.8%となります。同社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、業績向上に伴う株主還元の拡充も進めています。今後も技術力を活かした事業拡大と収益性向上による企業価値の向上が期待されます。
※5月8日発表「通期連結業績予想の修正および配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」より