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REVOLUTION(8894・東証スタンダード):訴訟・紛争に関するIR情報を発表

  • funbunm
  • 7月8日
  • 読了時間: 3分
REVOLUTION(8894・東証スタンダード):訴訟・紛争に関するIR情報を発表
REVOLUTION(8894・東証スタンダード):訴訟・紛争に関するIR情報を発表
【訴訟の概要】

- 当事者:WeCapital株式会社(以下We社)の株主1名がWe社の元代表取締役に対して株主代表訴訟の提起を請求

- 請求内容・争点:We社の元代表取締役の背任行為、経費の不正支出、株価関与について42億円の損害賠償請求

- 状況:We社の監査役が訴えを提起しないことを決定(2025年5月23日発表)

- 日付:提訴請求2025年3月28日、監査役決定2025年5月23日

- 業績への影響:42億円の損害賠償請求は実施されないが、松田悠介氏への責任追及は継続予定


【株価動向】

開示前営業日(5月22日):63円(開示日比1.6%高)、1,724,500株(開示日比77.6%高)

開示日(5月23日):62円、971,100株

翌営業日(5月26日):62円(開示日比0.0%高)、687,900株(開示日比29.2%低)

2営業日後(5月27日):65円(開示日比4.8%高)、1,186,100株(開示日比22.1%高)

3営業日後(5月28日):71円(開示日比14.5%高)、11,546,400株(開示日比1089.0%高)


【アナリストコメント】

同社は連結子会社WeCapital株式会社の元代表取締役に対する42億円の損害賠償を求める株主代表訴訟について、監査役が提訴を見送る決定を発表しました。提訴請求の内容については一定程度調査結果と整合する箇所があったものの、責任範囲と損害金額の算定根拠が不明確であることが提訴見送りの理由とされています。一方で、同社は松田悠介氏(前代表取締役)に対する責任追及の法的手続きを準備中であり、特別背任や善管注意義務違反等について損害賠償請求や刑事告訴を検討していることを明らかにしました。


開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の63円から開示日には62円と小幅下落で始まったものの、2営業日後65円、3営業日後71円と段階的に上昇し開示日比14.5%高となりました。出来高は3営業日後に1,154万株と開示日の約12倍に急増し、投資家の強い関心を示しています。この市場反応は提訴見送りの判断が投資家に好材料として評価されていることを表しており、法的リスクの軽減が株価形成に大きく影響したものと分析されます。


また、松田氏が使用した接待交際費約30百万円及び経費約14百万円の検証も実施予定であり、同社グループの内部統制強化への取り組みが評価されています。2025年3月期におけるWe社グループの業績計画見直しと併せて、同社の事業再構築と健全な経営体制の確立が今後の企業価値向上につながることが期待されます。第三者委員会による調査結果の開示や松田氏への法的手続きの進展について、投資家の注目が集まっており、透明性の高い対応が継続的な信頼回復の鍵となるでしょう。


【今後期待されるカタリスト】

- 第三者委員会調査結果の詳細開示

- 内部統制システムの強化策発表

- We社グループ事業再構築計画の公表


※5月23日発表「当社連結子会社WeCapital株式会社の提訴請求への対応について」より

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